客観的な姿勢の改善だけで良いのか?

以前の症例ですが、鍼灸治療で姿勢改善を得た写真です。

Before 
After

本人にこれを見せると「おー!!」と驚かれます。

この方の場合、円背(猫背)気味の姿勢を呈しており、腰背部の筋緊張が強く鍼灸治療を施して筋緊張を緩め姿勢改善をしてみました。一見、左肩下がりが良くなった様に見えますが、腰椎や胸椎のアライメントが戻った状態だと思います。

ここにもう一つアクセントを加えるとこの改善された状態を保持出来る可能性があります。それは鏡に全身を写し出し、自らの目で姿勢を確認してまっすぐなポジションを確認する事。それを何度も切り返す!

これは自分の姿勢を認知させる良い方法です。例えば足の骨折の後、リハビリをする過程において荷重を徐々に増やしていきます。最初は3分の1荷重。そして2分の1、全荷重と治癒過程に合わせ負荷を増やしていきます。この時利用するのが体重計。何度も荷重のかけ方を繰り返して体得させるのです。

姿勢も同じで鏡を自分で見ながら良い姿勢に強制する。鍼灸治療手技療法は姿勢改善の手助けをしますが、本人の協力も必要不可欠です。協力し合えば数回の治療で姿勢改善も可能なのです。

姿勢改善のお手伝いいたします。

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