一日何回新型コロナウイルスの話題を聞きますか?
何回新型コロナウイルスの文字を目にしますか?
一旦脱コロナしましょう!!
過去のマホロバ広報より抜粋した記事に手直し加えてコラムのようにお伝えしていきます。
5回程の連載程度になると思います。
健康の話題や田舎の話題など、暇つぶしに読んでみてください。
私は月曜日から水曜日まで十津川村への出張鍼灸施術をしています。
奈良県十津川村は日本一面積の広い村として知られています。
奈良県の5分の1という面積で、その9割以上が山間部です。
バスの本数も少なく、鍼灸施術を受けるために移動するのも大変なので各家を訪問しています。
不便な場所ではありますが、今では殆ど家の側まで道が付いており、ひと昔前に比べると移動はかなり楽になりました。
初めて出張へ出かけた時、まだ車道のついていない民家へ治療用ベッドを担ぎ上げギックリ腰になったのを思い出しますw
土砂崩れの影響で車道が塞がれ山道を歩いて患者さんの家に辿り着いた事も。。
田舎ならではですが、車道のない時代はお医者さんも山道を歩いて患者さんの家に往診したそうです。その時代に比べれば大したことではありませんね。
「昔の人はとにかく歩いたんじゃ」
88歳の患者さん曰く。
小学校に通っていた80年前。
丁度師走の頃、雨の日も雪の日も草鞋(ワラジ)で山道を毎日通学していたそうです。
お弁当のおかずはサンマが半分あったら上等で、殆どが梅干しや漬物。お昼は火鉢の上に被せてあるブリキ缶に弁当を乗せておき、ホカホカ弁当が楽しみだった。
必要最低限の栄養で子供達は学校通っていたのです。
私が聞いた中で一番大変だったと思われる通学路は、松柱(まつばしら)という集落から旧出谷小学校への通学路。
どの様なルートかと言いますと、一旦谷底まで降りて急登を登り、山の頂上にある学校を目指します。
3年程前、興味があり松柱集落から旧出谷小学校まで行ってみましたが、急斜面の登り階段は大股を上げなければならず、体力を消耗し、小学校低学年にはかなりの難所だったはず。それを週6日間毎日。山の上にある学校には水道がなく、通学時に子供たちが谷で水くみをして学校へ通ったと聞きました。
そもそもなぜ山の天辺に学校を作ったのか?
理由は急峻な山で暮らす人々からすると最短距離の場所が山の天辺となるからとの事。
村内各所でその様な昔の話を聞くと、タイムスリップして当時の様子を見てみたい衝動に駆られます。
便利になった現在は、さほど歩く必要なく移動できるようになり、足腰の弱くなる方が増える可能性があります。それなりにバリアフリーになり、今後は機械に頼った生活を送れるかもしれません。しかし、現代病と言われる生活習慣病。どの病院に行っても必ず言われるのが運動習慣。
エスカレーターを使わず階段を使う。インターネットでばかり買い物せず直接お店に足を運ぶ。便利の中にちょっとした不便を入れると体を動かす機会が増えます。その不便を楽しめると自然に運動習慣が身につきますね。
(過去の記事のため、現在は不要不急の外出は控えましょう)
新型コロナウイルスに負けるな!
出来るだけの予防をして国難を乗り越えましょう。
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マホロバ鍼灸院の状況
現在は休診する事なく通常通りの施術提供をしております。
外来では患者さん同士が密集しないように、
時間の間隔を開けるように予約制としております。
個室での施術提供をしており、強制換気吸気をフル稼働。
シーツ類は毎回交換、触れる場所も毎回アルコール消毒しております。
安心安全な施術を提供できるように努めてまいります。
ご来院の際は必ず予約をお願いいたします。