怪我をしないトレイルランニングについて独自の考察#5

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下りにかかる足への負担

登りで脚を傷めることは少ないが、下りはリスク多し!
起伏の多いコースを走るトレイルランニングは登りあれば必ず下りがあります。ある研究では階段を下るだけで膝への負担はなんと体重の4.5倍!

登りはエネルギーの消費が多く、著しく体力を消耗します。
一方下りはブレーキをかけながら進むので、大腿筋への負荷が強く連続します。

トレランしてて膝が痛くなるアルアルについて考察してみると。。
ブレーキをかけながらトレイルを下る時、大腿筋が強制的に伸ばされダメージが蓄積します。
ダメージを受けた筋肉は上手く使えなくなるので、筋肉の動きの連鎖が破綻するため関節への負荷が高まります。
その結果、膝関節が悲鳴をあげます。
更に、筋肉が使えなくなれば地面からの衝撃をダイレクトに脚関節や股関節などが受け止めてるので、足首のトラブルや臀部の強い痛みが出る事も。

体力的にはまだまだ走れそうでも、痛みには耐えられずDNF・・・
こんなパターンで悔しい思いをした方は多いのでは?

下りでの改善策を考えよう

フォームや体型などは人それぞれで一概には言えませんが、共通して言えることは、重力に逆らわずに、衝撃を分散させる事。
①骨盤を前傾させる
②目線の置く位置
④上半身で衝撃を抜く
もっとあるだろうけど、私独自の視点はこれくらい。

①骨盤前傾
逆に骨盤後傾とはどんな状態か?
腰の曲がったお年寄りの姿を想像してみると分かりやすい。
骨盤後傾は股関節が動かしにくく、すり足になって上半身が動揺します。
また、下りでは体重を後方に残そうとするので大腿筋への負荷が増大します。
骨盤前傾はその逆でステップが踏み易く、上半身が安定して脚への負荷が少ない。
イメージとしてはおへそを先行させそれについて行く感じ。。分かりにくいかな^^;

②目線
安定したトレイルではかなり遠くを見ても良いと思います。
テクニカルな下りや階段などは3メートルほど先を見て視界に足元が入る様に。最悪なのは自分の足元だけをみる事。
目線、、むちゃくちゃ大切だと思っています^^

④上半身
これも大事だと思います。
バランスを取りながらトレイルを下るにはリラックスした腕の動きが大切だと思います。肩関節は人間で一番可動域が大きな関節。その関節を形成する肩甲骨は腕の軸になる所で、体幹と連結する大切な場所。
一歩足を踏み出す度に腕は動き、腕の動かし方で衝撃を逃がす事ができます。
腕の動かし方に注目すると中々面白いですね。

娘の階段下り。
骨盤が起きていて斜度に対して直角。腕を自由に動かし目線は前を向いています。親父よりかなり上手・・・^^;

コンディショニングの必要性

ランニングでの怪我はほとんどが繰り返し行う動作が原因となる障害が多く、転倒、捻挫などの外傷はどちらかというと稀です。
外傷であれば早期の安静固定にて対処し、回復の過程を計算し易いですが、障害は安静にされることが少なく、繰り返される衝撃が更に傷口を悪化させてしまう事が懸念されます。

痛くなってから対処する事は皆さん普通に行いますが、痛くなる前のケア(コンディショニング)はあまり行われておりません。
治療院では鍼灸治療やマッサージを通して定期的にコンディションを整える事が可能で、怪我のリスクが下がります。

怪我をする前のコンディショニング!!

必ずサポートいたします^^