朝方の冷え
夏から秋に変わろうとする最近の気温変化は著しく、特に朝晩は気温が低下する時期となりました。それとともに体調の悪化を訴える方も多くなっています。特に朝方の冷えには注意が必要です。
ここ最近良く聞く症状は
・手足の冷え
・座骨神経痛の再発
・急激な肩こり
・消化不良、下痢、嘔吐
・風邪症状
・鼻炎症状
などのような症状を訴える方が多いです。気温変化は自律神経の働きを乱し、特に冷えは免疫力低下を招く危険性が高くなります。そこに睡眠不足や疲れが加味されると上記のような症状が起こり易くなるわけですね。
冷えに対するお灸
お腹にお灸をすえると腹痛が嘘のように消えることがあります。お腹の調子が悪い時、自分のお腹を触ってみてください。おそらく硬くなっているか、冷たくなっていると思います。おへその周辺やおへその下(下腹部)をじんわりと温めるタイプのお灸がオススメです。私は治療で良く棒急を利用します。
棒灸については次回の記事で紹介したいと思います。
その他日常生活での注意点は以下の通り
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掛け布団は余分に出しておきましょう
例えばお風呂上がり、夜布団に入る前は少々暑いので夏布団かタオルケットのみという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、明け方に急激に気温低下が起こる季節は掛け布団を足元にかけておくなどの工夫が必要です。冷えが体の抵抗力を低下させ体調不良の原因になる事が非常に多いので対策をしておきましょう。
この季節、田舎では明け方に暖房を入れる方もいらっしゃいます。
適度な運動と体温を上げる入浴
体温が下がると免疫力が下がるということですが、手っ取り早く体温を上げるのはお風呂にしっかり浸かる事です。少し熱めのお風呂、42度くらいのお風呂にゆっくり浸かって体温を38度ほどに上げると免疫力が高くなると言われています。これからの季節は血圧の高い人などはヒートショックにご注意を。また、運動をする事によって筋肉をしっかり動かし血流を良くする事も大切。疲れをためない程度、もしくは疲れをしっかり取る睡眠が出来ておればさほど体調を崩す事は無いでしょう。
この季節に毎年健康を損なう方は少し自分の生活を見つめ直して健康を向き合う事も大切です。ちょっとした工夫で快適な生活を維持しましょう!