ロコモーティブシンドロームとは?
加齢により骨、関節や靭帯、バランス感覚などの衰えが出始めて運動機能の障害を指します。近年は超高齢化社会を迎えるにあたり、ロコモーティブ症候群を予防しようという動きが全国各地で見られます。今回は私の生まれ故郷である奈良県吉野郡十津川村福祉課、地域包括支援センター主催の元、65歳以上の村民を対象にロコモ予防体操(防ごうらよ、ロコモーティブシンドローム!!)と題して講演会を行ってきました。
講演内容
1、高齢者が転倒し易くなる理由
年齢を重ねるにつれ高齢者は転倒し易くなります。平成25年4月1日現在、実際に十津川村の高齢者(要支援、要介護者を除く)の30パーセントは過去1年の間に転倒しています。その背景にあるものはやはり老化による運動機能低下、視力、記憶力低下などが挙げられます。老化による姿勢の変化で足の上がりが悪くなり転倒し易くなるケースも説明させていただきました。
2、ロコモ予防体操を皆さんで実施
体操はチェアー体操という椅子を使った簡単な体操。柔軟性の改善、筋力、バランス力を効率良くトレーニング出来る体操を紹介させて頂きました。
特にバランス感覚を鍛えるために裸足になりタオルをかき集める運動は『難しい!!』という声が聞こえました。難しいことをすることに意義が有る事を納得して頂きました。
今後の展開について
今回集まっていただいた方々は平均年齢78歳! 限定15 名の枠でしたが18人の応募があり、参加者は13名中男性が4名でした。会場が車でのアクセスのみということで、比較的元気な方々が集まりました。次回も同じ内容で十津川村北部保険センターで実施します。全6回の講演会時間を頂いていますので毎回話題を変更しつつ皆様の飽きがこないように工夫しながら開催したいと思います。
今まで何度もこのような講演会を行ってきましたが、集られる方は基本的に健康維持意欲のある方が多いです。もっと多くの方が参加され、ロコモ予防に興味を持っていただけるように最大限の努力をしたいと意気込んでおります。この記事を見られた方で十津川村の参加対象者の方、もしくはお知り合いで参加対象の方がいらっしゃいましたら是非ともご紹介ください。参加費は無料です。
最後に参加者の方々には最後あたたかい拍手を頂き、『次回も参加したい!!』という声を多数頂きました事に感謝申し上げます。