怪我をしないトレイルランについて独自の考察#2

 

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走る支度と身体の後片付け

私の場合、走る(トレイルレースなど)前日は鍼灸のご依頼を受けても強い刺激や筋肉を緩めるような施術は行いません。どちらかというと精神が安定するよう、リラックス出来る弱刺激であったり、よく寝れる様に手足のツボに鍼をしたり。レースを楽しめる様、モチベーションを上げるような話をしながら施術を行うことが多いです。
逆にレース後の鍼灸は固まった筋組織などに対して積極的に緩める施術を行います。

トレイルレース後の鍼治療の様子。後脛骨筋や腓腹筋に刺鍼

レース前と後の管理に是非とも鍼灸を取り入れてみて下さい。
走る前と後ではアプローチを変えてケアします。

更に自己管理でもそれを意識すれば怪我をしないトレイルランが可能になると思います。もちろんロードレースも然り。

走る前の支度

朝目覚めてこれから1日の活動が始まる時、皆様は体操をしていますか?おそらくほとんどの方が体操をせずに朝ごはんを食べ、身支度をして1日を過ごされる方がほとんどでしょう。

小学生の夏休みを思い出してみてください。
早朝からラジオ体操に行った方も多いのではないでしょうか?
眠い目をこすりながら、、^^ でもラジオ体操で体を動かしていると自然と体が覚醒してその後1日元気いっぱい遊んだのではないでしょうか?

ラジオ体操はどちらかというとリズムに合わせて反動をつけたジャンプやストレッチが多いです。反動をつけたストレッチを動的ストレッチと言いますが、これから活動を始める時という場合、この動的ストレッチが有効です。
走る前も一緒で、準備体操で体を伸ばし切るのではなく『これから動くぞ!!』という信号を体に送ってあげると良いです。
特にトレイルはいきなり不整地を走ったり、登りが始まりますのである程度体を温めておかないと車のエンジンがストールするかの如くパフォーマンスが発揮できません。

走る前に信号を送る方法はこれ!
1、全身の動的ストレッチ
2、皮膚への刺激
3、深呼吸
4、ジャンプ動作
5、軽くダッシュ
いきなり走るのは御法度です。

身体の後片付け

走り終わった後、いきなり休憩するのではなくしばらくウォーキングかジョグをする事をお勧めします。
いわゆるクールダウン。
心拍数が徐々に下がってきて汗が引き始める頃に今度はゆっくりと全身の筋肉を伸ばしてみましょう。
反動をつけずゆっくりとした動きでストレッチする事を静的ストレッチと言います。
運動後や1日の終了時にこの静的ストレッチは有効です。

トレイルの後半は必ず下りがあり、下肢の筋肉は遠心性収縮を強いられ大きな負荷がかかります。
登りよりも下りは下肢にかかる負荷は大きくその分疲労が蓄積します。レースの後、太ももの筋肉がこわばってしまったという経験をされた方も多いでしょう。ストレッチにはその疲労を流す効果が期待できます。

結論

走る準備と身体の後片付けをしっかりする事は『パフォーマンスの向上』『怪我の防止』に大きく寄与します。

怪我をしてしばらく運動が出来ない。
怪我をせず運動がキープできる。

非常に大きな差が生まれます。